青い海、緑の大地、この地球に人々の笑顔に満ちた平和の花を咲かせたい。
21世紀の始め、私はそれを祈念した。
人間の精神の衰退を「寛容」と「相互理解」の知恵で補い、その精神の新たな進化を祈念した。
「問題を起こすのも人間」「それを解決するのも人間」。私はそれらの言葉の中に希望を見つけている。
そして、人間の叡智はかならず「人間の起こした問題を、自らの行動で解決できる」と信じている。
21世紀は不幸にして、テロと戦争の応酬によって始まった。
経済は「お金で支配される」グローバリゼーションが世界市場に大きな波紋を起こしている。それらは人々の生存と独自の文化や生活様式を破壊している。
この中で IT(Information Technology)はいかなる役割をにない、その恩恵を多くの人々に還元できるかが世界青年平和サミットの主たるテーマである。
世界の青年は「声を大にして叫ぶだろう」「今 世界にある問題は 大人が起こした問題だ」「その問題を 俺達に残すなと」。
しかし、現実を見据えて欲しい。それらの問題はこれから長い人生を歩む諸君の肩に、そして諸君の家族をまきこんでゆくことを直視して欲しい。
私は「ITは世界を救えるか」「ITは世界の問題を解決し、世界の人々を幸福にできるか」という視点から3つのテーマを提案したいと思う。
その1は、「ITによるデジタルデバイドと教育格差の解消」
その2は、「ITによる監視社会とプライバシーの保護」
その3は、「ITによる貧困と雇用の解決」
ITは、その便利さのみがビジネスとして追求されている。
ITは、我々の社会生活に大きな影響を与えている。それを正しく活用すれば、地球環境や貧困の問題を解決し、人類社会を豊かににする。
しかし、その活用を誤まれば、貧困の格差を広げ、世界の紛争を拡散し、人々のこころを破壊し、憎しみと悲しみを蔓延させる。
今日ここ京都会議に集まった青年諸君!
そしてそれを支える皆様が「ITの抱える問題」を直視し、2004年10月の世界青年平和サミットを実現するプロセスの中でその正しい活用と問題解決の道を見つけて欲しいと思う。
本会議の成功を祈念し、メッセージと致します。
2003年4月9日 WYPS IT委員会 株式会社 船川情報環境技術研究所 船川 克夫
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